今も残るリストカット痕は消してしまいたい過去の過ち

「自傷行為」を繰り返す背景には何があるのでしょうか。

今回の体験談を公開するに当たって、まず最初に私が悩んだのはこの記事のカテゴリーです。

リストカット自体は病気ではないのですが、その行為に至ってしまう背景には大きな精神的ストレスや自分でどうにもならない悩みを抱えていることが殆どだと思います。

リストカットという言葉だけをとらえるのであれば、精神的な悩みのカテゴリーでも作って振り分ければよかったかもしれません。

ですが今回は敢えて人間関係、家族というカテゴリーに分けました。

その理由は、私がこの体験談を読んで、この方が家族に悩み、家族に迷い、家族に救われたと感じたからです。

ちょっとセンチメンタルな感じになりましたけど、今回はあまり茶化すような内容ではないのでご了承くださいね。

この体験談が、同じような自傷行為に悩んでいる人、そういう人が周りにいて何とかしてあげたいと思っている人に届けばいいと思います。

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リストカットは私の身体だけじゃなく心にも傷跡をつけました

私は10代の頃、頻繁にリストカットをしていました。

理由は、母親の死と父親の再婚に耐えられなくなり、精神的に参っていたからだと思います。

今は30代後半になり、二児の母として普通の主婦をしていますが、腕に残ったリストカットの痕を見るたび、当時の嫌な記憶が蘇ってきてしまいます。

リストカットをしてからもう20年近く経とうとしているのに、腕に残った傷痕は、薄くなりはしたもののまだ目立つ状況です。

おそらく皮膚の下の深いところにまで傷が達しているのでしょう、死ぬまで消えないだろうこの傷痕とずっと付き合っていかなければなりません。

働いている頃はなるべく長袖を着ていましたが、介護の仕事だったためにどうしても腕まくりをしなければいけない場面もありました。

利用者さんは、介助者にリストカットの跡があったら、きっと嫌な気持ちになることでしょう。できるだけ目立たないよう、テーピングをしたりしていましたが、見られていたと思います。でも、職場や利用者さんたちは優しいので、何も言わず普通に接していてくれました。

その無言の優しさがありがたかったです。

リストカットを辞めることが出来たのは夫のおかげ

こんな私でしたが、いつの間にか愛する人ができました。

もちろん相手には、交際するときにリストカットの事は伝えました。

幸いにも彼はリストカット跡なんて気にしない、というおおらかな人でした。そういう優しさに支えられて、私にはこの人しかいないと、交際を始めて数か月後には結婚を決めていました。

私がリストカットを辞めることが出来たのは、深い愛情を注いでくれた夫のおかげだと思っています。

結婚を機に仕事を辞めて専業主婦になりました。

このおかげで人の目を気にする必要がなくなり、リストカット痕を消すために特別何かをするということは次第になくなっていきました。

ところが子供が生まれたことで、今度は子供つながりの母親達と付き合いが始まりました。

また、リストカット痕を隠す日々が始まりました。

どうにかしてリストカット痕を隠したい……

仲が良いお母さん達が出来始めると、一緒にランチに行ったり出かけたりという事が増えてきます。

冬は良いのですが、夏は困りました。

凄く暑い日でも半袖やノースリーブは着られず、いつも長袖の私。

最近は日焼け止め目的で、サマーカーディガンやUVカットパーカーを着る人が増え始めたので、外では羽織ものが大活躍しました。

しかし室内まで長袖を着ているのは、すごく不自然です。

何年もの間、リストカット痕を消そうと思い、様々な事を試してみました。

傷痕に効くというクリームやオイルを購入して塗ってみたり、海外からも塗り薬のようなものを個人輸入して、塗ってみたりしましたが、深い傷には効果があまり感じられませんでした。

形成外科などに行けばもしかしたら消せるのかもしれませんが、医療機関で相談するのだけは嫌でした。

誰であろうと面と向かって自分の過去の過ちを話すのは恥ずかしく、家族以外には絶対に知られたくなかった悩みだからです。例えそれが医療関係者であろうと、私にとっては絶対に他言したくない心の傷なのです。

困った私は、インターネットでリストカット痕を隠す方法を調べて調べてやっと、納得の出来る商品に出会うことが出来ました。

それは衣服の擦れに強い、傷隠し用のスキンカバーシート0 - 今も残るリストカット痕は消してしまいたい過去の過ちです。

今まで、傷痕にコンシーラーなどを塗ってごまかす事はありましたが、服に付いてしまうし時間が経つと取れてしまっていました。

しかし、私が見つけたこちらのスキンカバーシート0 - 今も残るリストカット痕は消してしまいたい過去の過ちは強く擦っても取れることがありません。

このスキンカバーシートに早く出会っていたなら、介護の仕事をしている時にも使えたと思います。

ただ、傷自体の凹みや盛り上がりが大きい場合は、一応それ用の厚手のタイプもあるので、そちらも購入して使い分けていますが、完璧に消すことは出来ません。

でも、限りなく目立たなくすることは可能です。

色が4種類あるので、最初は4種類とも購入し、肌の色や状況に合わせて最適なものを複数枚購入して使用しています。

継続していくと結構な金額になってしまいますが、見るたびに嫌な気持ちがするリストカット痕を目立たなくできるなら、安いものです。

今考えると、あの頃リストカットしていた自分が信じられません。

なぜそんなことをしたのでしょう?

自分を傷つけて何の意味があるのか?

今でもその答えはでませんが、ただ、あの頃の私には、苦しい気持ちを少しでも発散させる為には必要な行動だったのだと思います。

とにかく心が苦しくて、自分がどうにかなってしまいそうでした。

これからは、上手くリストカット跡を隠しつつ、2度と昔の自分のような精神状態にならないよう、前向きな考え方が出来る人間を保っていかなければと思っています。

母親になれたことでだいぶ強くなった気がするので、私をこんなに強くしてくれた夫と子供たちに感謝しつつ、彼らが困った時には手を差し伸べて力になれたらと願います。


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