親から離れた方が幸せになれる人もいる

woman 1006100 1280 300x169 - 親から離れた方が幸せになれる人もいる

両親の愛を得られない子供がどう生きるか

私の親が毒親だと気がついたのは、夫と出会った20代半ばの頃でした。夫と付き合い始め、夫のご両親の話を聞いているうちに、私の親は普通じゃなかったんだとわかりました。

精神的に余裕のない両親

私の父親は、仕事人間でほとんど関わりがありませんでした。

たまに休みで家に居る日も、私や姉がちょっとでも騒ぐと、すぐにイライラして怒鳴り散らしていました。

だから小さい頃は、父親がいない方が安心して生活できていました

母親は、比較・否定・人の悪口ばかり言う人間でした。私をいつも誰かと比較し、嘲笑っていました。

私も年頃になるとそれなりにお洒落を楽しみたいと思うようになりましたが、そのようなことをすると私の容姿をとことん否定してきました。

母は他人を褒めない代わりに悪口ばかり言っていました。母の口から悪口以外を聞いたことがないくらい、常に人の欠点を口にしていました。

誰かの悪口しか口にしない親の元で育った子供

そんな両親の元で育った私と姉は、まっすぐに育つ筈もなく、特にメンタル面は非常に弱かったです。

姉は自分の居場所を求め、男性付き合いが派手になっていきました。

あの時はそんな姉のことを気持ち悪いと思っていましたが、今となれば姉も姉なりに苦しんでいたのだと思います。

私は、姉とは真逆で人間不振気味になりました。

特に男性には強い嫌悪感を抱いていました。

友人達からは真面目だとか純粋だと言われていましたが、心は誰よりも汚れていたと思います。

友人に家庭のことを相談したことは一度もありません。なんとなく口にしてはいけない気がしていたのです。きっと心の奥底では自分の親は異常だと気が付いていたのでしょう。

否定ばかりされて育った私は、自分のすべてに自信が持てなくなりました。

また、家庭のことを楽しそうに話す人に対して妬みのような気持ちが沸いてくることもありました。そんな自分が嫌で、醜いとさえ感じていました。

就職と同時に両親を捨てる決意をした

社会人になったのをきっかけに家を出ました。

母はグチグチと私に不満をこぼしていましたが、私は限界だったのです。父と母が険悪なのにも、父の気分屋なところにも、母の異常な性格にも。

私自身だんだんに精神が参っていることにも気がついていました。

その証拠に一人暮らしをしたら気分がとても良くなりました。

自分の気持ちを大切に、マイペースに生活できることがこんなに素晴らしいことだったとは思いもよりませんでした。

しかし、家を離れただけでは完全に毒親から解放されませんでした。

直接的な関わりがなくなっても、幼少期からの心の傷や罵声を浴びせられていた時のことが、何の前触れもなくフラッシュバックするのです。

この症状には大変苦しめられました。

あまりに辛いので、思いきって心療内科を受診したほどです。しかし、心療内科での治療は私には合わず、直ぐに通うのをやめてしまいました。

ある出会いが私を変えた

一生このまま親に苦しめられ、縛られて生きていくのだろうかと絶望していた時、ある男性に出会いました。

彼は、同じ職場の人でとても穏やかな人でした。

たまたま帰り道が同じなった時に、お互いに色々話をする機会があり、それから少しずつ仲良くなりました。

後から聞いた話ですが、彼は私のことを入社した時からずっと気になっていたそうです。

何か闇を抱えていそうだなと直感的に感じて、少しずつ仲良くなろうとしていたと。

彼は、私の両親とは全く違いました。

何が違うのかと言うと、私のことを否定しないのです。

当然誰かと比較することもありません。こんな素晴らしい人がこの世にいるのかと感じるくらいびっくりしました。

人の悪口も聞いたことがなく、その代わりかなりマイペースですが、それがまた私に心地よさを与えてくれました。

いつしか私はこの彼と恋人同士になっていました。

初めての彼氏は初めての夫に、そして初めての家族になった

実はこれまで男性不振だった私はどなたともお付き合いというものをしたことがなく、この彼が初めて付き合った人だったのです。

交際は順調に進み、結婚の話が出ました。

私は自分の生い立ちから結婚というものにあまり関心がなく、抵抗感が強かったのですが、彼のご両親に会った時、その考えは一変しました。

私の両親と違い、すごく穏やかで、お義母様に関してはとても可愛らしく、品のある方でした。

「ずっと娘がほしかったの」と嬉しそうに私と話してくれた、あの時の感動は今でも忘れられません。

晴れて夫婦となった私たちですが、夫の両親には付き合っている時からずっと良くしてもらっています。

夫といると、私はこのままでいいんだと心底思えます。何も頑張る必要はないんだ、と。

それでもたまに昔のことを思い出し、落ち込むことがあります。

そんな時、夫は必ず「僕がいるから大丈夫だ。そのままでいいんだよ。」と言ってくれます。その言葉に救われ、私は自分自身を大切にしています。

今は一児の母でもありますが、子供には絶対私のような思いはさせないと心に誓っています。

毒親から育てられた子供は毒親になると言われていますが、私は全く白紙の状態から子育てをスタートしている気持ちでいます。

わからないことは、お手本でもある夫のお母様に相談しています。すると優しくアドバイスをしてくれたり、親身になって話を聞いてくれるのでとても心強いです。

スクスクと素直に育っている子供を見る度に、私が今こんなに穏やかで居られるのは夫のおかげだと心から感じます。

夫は仕事も家庭も育児も積極的に参加してくれています。私の父のように気分で怒鳴ることはありません。

子煩悩な夫に子供はいつも抱きついて離れません。そんな幸せそうな顔を見る度に、私は涙が出そうになります。

夫との出会いが私を生まれ変わらせてくれました。これからも全力で家庭を守っていきたいです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする