やっぱり人には話しにくいけど…。メンタルの病気は理解者が必要。

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やはりパニック障害というものは自分から人には話しにくい病気の一つの様です。

この病気は一般的にはどうしても精神障害の1つと認識されているせいか、偏見も多く、大部分の患者は家族を含めた周囲の人に中々相談できずに悩んでいます。

ある人はネットで自分の症状を調べ、同じ様な症状のとの集まりのサイトで同じ様な症状の人と知り合いその人の行った対策を自分も実践することで克服しました。

一方で、家族が気付いてくれたことをきっかけに病気のことを相談でき、病院に通うことで治療につながった人もいます。

今回は、治療そのものよりも周囲の理解を得られた喜びの体験談。宇佐美さん(仮名)が語ってくれました。

メンタルの症状を理解してもらうことは治療への第一歩

私は以前パニック障害でした。

私の場合、最初は自覚こそありませんでしたけど、自分が何かメンタル的におかしいんじゃないかという漠然とした不安みたいなものは感じていました。発症してすぐの頃は電車やバスに乗ることができなくなりました。移動手段が限られてしまうところが大変で辛かったです。

発症するまで働いていた勤務先へは電車を使わなければいけなかったので、結果として退職することになってしまいました。

私が発症した原因は、ハードな仕事と、加えて職場の人間関係でした。なので職場の人には病気の事は、退職を決めるまでは言えずにいました。

私がパニック障害だったのは今からもう7年以上も前の話になりますので、当時はパニック障害?に対して今よりも理解が少なかったと記憶しています。

そんな中で私がパニック障害を克服できたのは、正直に家族に自分の状況を伝えて、理解を得ることが出来たことで気持ちが楽になった事が大きかったと思います。病院へも通院して解決しました。

…職場の人には相談できなかったので、最初は一人で思い悩んでいました。ですが一緒に暮らしていた母が、いつもと違う様子の私に気づいてくれたおかげで、話すきっかけができたんです。

それでもこういうメンタル的な病気を話すことは、自分の家族とはいえとても勇気がいる事でした。

信用してもらえないかもしれない、という不安からもまたパニック発作が起きてしまうのです。

話ながらやはり何度か発作が起きました。でも母が、少しずつでいいからと私を落ち着かせてくれてずいぶん助けられました。父に話すときも母が丁寧に説明してくれて、家族の協力を得ることが出来たんです。

理解のある家族でよかったというべきでしょうか。両親にこんな心の病気で仕事ができないなどと言ったら怒られると思っていたのですが、逆にそんな辛い仕事ならいっそのこと辞めてしまって、まずは精神的に落ち着くことを考えたらどうかと提案してくれたのは父でした。

病気の原因を断つという意味では、本来一番最初にすべきことかもしれません。社会人としては中々そうもいかない部分もあるかも知れないですけど…。特に男性の方で、生活を支えているような場合とかは大変かもしれません。

でも、治さないともっと酷いことになるかもしれないので、私は勇気を出して治療に踏み出すしかないと思います。私はできませんでしたが、仕事を続けながら治療できるならそれが一番いいと思います。

家族や周囲の理解を得られると精神的にも安定する

一人で思い悩んでいたままだったら、解決する事はなかったと感じています。もしかしたら悪化していた可能性もあったかもしれません。

不幸にもそのまま引き篭もってしまう例もあるみたいですので…。……実は、私も引き篭もりになりかけたことがあります。と、いうのも実は、当時の友人に何人か病気の事を話をした事があったんです。

でも…。ダメでした。偏見を持たれて嫌な思いをしました。

……それは甘えだとか仕事したくないから逃げてるんだとか、思い込みなんだから気のせいだとか。

発作の辛さは甘えだとか逃げだとか、そんな生易しいものではありませんでした。でもそれを説明すればするほど、頭のおかしい奴だと思われていくことが辛かったです。

信じてもらえず辛い思いをしていた時に、先ほど言ったように母が気づいてくれたんです。ずいぶん救われました。

けれど、今となってはそれで良かったと思っています。

偏見を持たず理解してくれた友人もいて、励ましてくれたんです。その人たちとは今でも仲良くしています。こういうのって雨降って地固まると言えるんですかね?

家族と親しい友人に相談して理解をしてもらえた事で気持ちがずいぶん楽になり、心療内科への診察へも行く事ができました。

なんとか電車を克服できたのですが、たまに発作が出ることもありました。でも家族や友人が付き添ってくれたこともあって通院を続けることが出来ました。

ただ、ここでも少し紆余曲折ありました。というのも、なかなか自分に合う先生がいなくて…。

心療内科を何件か巡って、3つめの病院でやっと相性の合う主治医と出会う事ができました。違和感や不信感を感じてしまうと、治療も進まないものだと思いました。信頼できる主治医と出会えた事で、病気を克服できたと思っています。

最近では耳にする機会も多くなったパニック障害ですが、その辛さや大変さはなった本人にしかわからないものです。
メンタルの病気は、なかなか人に話しにくい事ですよね。一人で抱え込んでしまう人も多いんじゃないかなと思います。

周りには話せる人がいない、でも日に日に症状がどんどんひどくなっているような気がする…などの場合には、とりあえず病気かどうかは置いといて、心療内科などの医療機関で診察を受ける事を検討してみても良いと思います。

何事もなければそれでよいのです。体の病気に比べて、心の病気の診察では色々な話をしなくてはいけない場面も多いので、自分と相性が良いなと感じる先生だと苦痛に感じる事なく、病院へ通う事ができます。適切な治療をしてもらう事で回復への道も早くなると思います。

私は周りに恵まれていました。もし周りに頼れる人がいそうでないなら早めに医療に頼ることをお勧めしたいと思います。

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