摂食障害を克服するためには支えてくれる人を見つけるのが一番なのではないでしょうか。

摂食障害を克服するためには支えてくれる人を見つけるのが一番なのではないでしょうか。

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IMG 2645 300x200 - 摂食障害を克服するためには支えてくれる人を見つけるのが一番なのではないでしょうか。
精神的な悩みが食事に反映されてしまうことって実はよくあることなんじゃないかと思います。

ちょっと辛いことがあったりすると食欲無くしたりしますからね。

今回はそんな体験談のお話です。

そしてほっと温かくなるラストです。

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別れと出会いがもたらしたもの?

私が摂食障害になったのは、結婚を約束していた彼に突然振られたことが原因でした。

私も彼も一人暮らしをしていましたが、いつもどちらかの家にいたので半同棲のような生活を送っていました。何年もそうやって仲良く一緒にいた彼が急に居なくなり、私は寂しくてやりきれない気持ちでいっぱいでした。

一人暮らしをやめて実家へ帰ればよかったのですが、その頃実家とも上手くいっていなかったのです。

母親が所謂毒親と呼ばれる人で、私は小さい頃からずっとけなされて育ってきました。

姉も一人いましたが、母と一緒になって私をなじったりするので、実家に居場所はありませんでした。

ただ、一応友人だけは多かったです。私は外面だけはよかったので、友人からはいつもニコニコして朗らかだと言われていました。

そのせいか、悩みがなさそうだと言われることもしばしばありました。

でも本当は傷ついたり落ち込んだりしているのに、周りに迷惑をかけてはいけないと思ってしまい、内に溜め込んでしまうのです。

失恋をした時も「振られちゃったー」と明るく言ったので友人はあまり心配していませんでした。そんな風に徐々に蓄積されてきたものがある日突然プツンと切れてしまったのだと思います。

振られた原因が、私が太っているからだと思い込むようになったのです。

思い込みで過食嘔吐を繰り返すように……

今思い起こしても、その頃の私は十分すぎるくらい痩せていました。

もともとあまり太る体質ではないため、失恋するまで体型を気にしたことはないくらいでした。

その日以来、やたらと「痩せている」ことに敏感になりました。鏡に何度も自分の姿を映しては、もっと痩せなきゃとそればかりが頭の中をぐるぐるしていました。

そんな症状と並行して起こったのが「食べたいという欲求」でした。コンビニやスーパーなどへ行くと食べたくて食べたくて仕方がなくなり、大量に食品を買い込むようになりました。その額は5000円?10000円。一人暮らしで毎日食品にそれだけのお金をかけていたのです。

そして家に帰ると買ったものを片っ端から食べて行きました。

多分、関取より食べていたと思います。しかも食べた瞬間から太ってしまうという罪悪感に苛まれます。

だから吐くまで食べるのです。

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通常の満腹感が完全にわからなくなって麻痺していました。

食べても吐くので体重は増えませんが、毎日何十回と嘔吐するので喉は痛くなり、指にタコはでき、顔はいつも浮腫んでいました。

苦しくて苦しくて、元に戻りたいと思うのに、食べ物を見たら制御できなくなるのです。

そんな毎日が一年以上続きました。

途中心療内科へ通ったりしましたが、全く効果はありませんでした。

摂食障害は完治しにくい病気だということで、一生このままなのかと不安になりました。

頼れる家族もいなくて孤独でした。その孤独をかき消すように過食嘔吐をしました。

それでも会社は休まず毎日通勤していたことは、我ながら頑張ったなと思います。

仕事をしている時も頭の中は食事のことしかありません。それでも休まず頑張って行っていました。

私がそこで出会った人は

そんな時、私の部署に異動してきた男性がいました。仕事上彼と話すことが多くなり、彼に食事に誘われるようになりました。でもその時の私は誰かと食事ができる状態ではなく、それより早く家で過食嘔吐したいという気持ちでいっぱいでした。

何度も断ったのですが、ある日彼と出先でどうしてもランチに行かなければならない時がありました。

一人の時のランチは基本何も食べません。食べたら吐かずにはいられなくなるからです。

どうしようと不安にかられ泣きたくなりました。でも彼は嬉しそうにお店に入って行きました。とりあえず彼と同じものを頼みましたが、料理が来てもただただ冷や汗を流して葛藤をしていました。

するとそんな私に彼が言いました。「この食べ物に、体に無駄なものなんて一つもないんだよ。食べることは元気の基本!大丈夫だから少しずつ食べてみな。」と。

びっくりして彼を見ると、彼は優しく笑って頷きました。

その時の彼が、私が摂食障害だということに気づいていたのかはわかりません。

でも私は彼のその言葉に、疲れ果てた心が優しく包まれたのを感じました。

すごく怖かったのですが、一口スープを飲んでみました。すると初めて「吐きたくない。」と思えました。

彼とはその後お付き合いすることになり、私は摂食障害のことを話しました。

彼はただ一言「料理は誰と食べるかで味も変わるんだよ。」と教えてくれました。

時間をかけて二人で克服していきました。

今ではすっかり症状もなくなり、彼はつい先日私の夫になりました。


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